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ホームページ制作(Web制作)の日常

ホームページ制作(Web制作)の日常。制作業務からコンサルまで。

ホームページ制作会社の自社サイト内の「制作実績」

多くのホームページ制作会社の自社サイトを見ていると、「制作実績」というページに大量のサイトが並べられているケースに頻繁に遭遇します。一見すると実績が豊富で、経験値の高い会社のように映りますが、冷静に中身を読み解いていくと、その大半が単なるデザイン一覧、いわばギャラリー表示に留まっていることが少なくありません。画面キャプチャやURLが並んでいるだけで、なぜそのサイトを作ったのか、どのような経営課題や集客課題があったのか、その結果どうなったのかといった本質的な情報がほとんど語られていないのです。

本来、制作実績とは「どんな成果を出せる制作会社なのか」を示すための重要なコンテンツです。特に中小企業や個人事業者にとって、ホームページ制作は決して安い投資ではありません。限られた予算の中で、売上や問い合わせ、採用、ブランディングといった具体的な成果を期待して依頼する以上、過去にどのような課題解決をしてきたのかを知りたいと考えるのは自然なことです。しかし、実際に掲載されている制作実績の多くは、「作りました」「デザインしました」という事実しか伝えておらず、成果や改善プロセスには一切触れていません。

さらに問題なのは、制作実績として掲載されているクライアントサイトに、制作会社自身のリンクが張られているケースです。一見すると「制作会社名をクレジットとして掲載しているだけ」に見えるかもしれませんが、SEOの視点で見ると、これは相互リンクや被リンク獲得を目的とした構造である場合も少なくありません。つまり、制作実績ページは「顧客への信頼材料」というよりも、「自社サイトの検索順位を上げるための装置」として使われている可能性があるのです。

もちろん、すべての制作会社が意図的にそうした運用をしているとは限りません。しかし、もし制作実績の説明が極端に薄く、代わりに大量の外部リンクが並んでいるのであれば、少なくとも「顧客への説明責任」より「自社都合」が優先されていると疑ってみる必要はあります。制作会社自身が、クライアントの事業成長や成果よりも、自社のSEOや見せ方を重視しているのであれば、その姿勢は制作後の運用や改善フェーズにも影響を及ぼします。

本当に信頼できる制作実績とは、数の多さではありません。重要なのは、一件一件の中身です。なぜそのホームページを作る必要があったのか、制作前にどのような課題認識があり、どんな戦略や設計思想で構築したのか、公開後にどのような変化が起きたのか。アクセス数、問い合わせ数、検索順位、成約率など、可能な範囲で具体的な指標が示されていれば、なお信頼性は高まります。たとえ数件しか掲載されていなくても、こうした情報が丁寧に言語化されていれば、その制作会社の思考レベルや実務力は十分に伝わります。

逆に、制作実績が何十件、何百件と並んでいても、説明が一行程度で終わっている場合、その多くは「作業としての制作」を大量にこなしてきただけの可能性もあります。テンプレートを流用し、深いヒアリングや戦略設計を行わず、短期間で量産するモデルであれば、見た目の実績数は増えますが、クライアントごとの本質的な課題解決力は育ちません。そうした会社に依頼した場合、完成直後はそれなりの形になっていても、集客や成果が出ず、結局リニューアルや作り直しを検討することになりがちです。

制作会社を選ぶ際には、制作実績ページの「量」や「見栄え」だけで判断するのではなく、その裏側にある考え方を読み取ることが重要です。実績の説明が具体的か、課題や成果に触れているか、リンクの貼り方が不自然ではないか。そうした点を注意深く見ていくと、その制作会社が本当に顧客のビジネスに向き合っているのか、それとも表面的な演出に力を入れているだけなのかが見えてきます。

ホームページ制作は、単なる制作物の納品ではなく、事業を前進させるための手段であるべきです。だからこそ、制作実績もまた「作品集」ではなく「課題解決の記録」である必要があります。その視点を持って制作会社の実績ページを読み解くことが、失敗しない制作会社選びへの第一歩と言えるでしょう。

ホームページ制作(Web制作)の日常

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